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【チップ名】 ナパームマン 【読み方】 なぱーむまん 【該当チップ】 ナパームマン、ナパームマンV2、ナパームマンV3、ナパームマンSP、ナパームマンDS 【種類】 メガクラス 【属性】 炎属性 【入手方法】 ナパームマンを倒す 【派生チップ】 なし 【PA】 なし 【登場作品】 『2』『5』 【英語名】 ナパームマン:『2』NapalmMn(NapalmMan)、『5』NapalmManナパームマンV2:NaplmMn v2(NapalmMan v2)ナパームマンV3:NaplmMn v3(NapalmMan v3)ナパームマンSP:NapalmMnSP(NapalmManSP)ナパームマンDS:NapalmMnDS(NapalmManDS) 【詳細】 使用すると画面が暗転し、その場にナパームマンが出現。 前方に砲弾を撃ち込む炎属性のナビチップ。 『2』では、前方2~4マス前にランダムで着弾する「ファイアボム」を5発発射する。 何もないマスに着弾すると穴パネルに変化させるが、ブレイク性能は特にない。 命中率に難があるためか、1発あたりの攻撃力は高め。 なお、同じマスに複数発が着弾することはない。 その性質上エリアスチールは意味がなく、ロックマンが最後列で使うとロックマン側のパネルも必ず壊すため、ガッツマンやエアーマンやオメガラットンなどの地を這う技との相性はよろしくない。 その代わり、マグマドラゴンなどの穴パネル必須ものならば相性抜群。フォルダの編集時は考慮しておこう。 『5』では4マス前に「ナパームボム」を放ち、着弾した周囲8マスに広がる爆風で攻撃を行う。 着弾したマスのみ水中にいる相手にも効果があり、火力の方は犠牲になったが命中率が大幅に改善された。 多くのボム系チップよりも射程が長く4マス先に着弾するのがポイントで、これにより自エリア最後尾からでも相手フィールド全面を焼き尽くすことができる。 反面、最前列で撃つと弾丸が画面外まで飛んで行ってしまう。 この特性上、リベレートミッションの挟み撃ちでは役に立たないチップと化すので注意しよう。 データライブラリNo. 作品 前のチップ ← No. → 次のチップ 「2」 No.241 ファラオマンV3 ← 242 ナパームマン 243 ナパームマンV2 244 ナパームマンV3 → No.245 プラネットマン 「5」 メガNo.30 サーチマンDS ← メガ31 ナパームマン メガ32 ナパームマンSP メガ33 ナパームマンDS → メガNo.34 マグネットマン
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「甘ったれるんじゃない!!」 【名前】 光 彩斗 【読み方】 ひかり さいと 【所有ナビ】 無し 【登場作品】 (ある意味)全作品 【海外名】 Hub Hikari(ハブ・ヒカリ) 【詳細】 光熱斗の一卵性双生児の双子の兄。 幼少時に当時は不治の病であったH.B.D.という心臓病に罹患し、この世を去った。 しかし、父親である光祐一朗は彩斗の遺伝子データを人格データに変換し、エクサメモリという特殊な圧縮プログラムに取り込んでネットナビに移植を試みる。 そうして誕生した世界初の人格を持ったネットナビが熱斗のパートナーであるロックマンである。 後に「3」では、この行為を「彩斗に酷い仕打ちをしてしまった」と後悔していたが、彩斗自身はむしろ感謝していた。 作中では光一家の他に、saito.bat適用に居合わせたメイル&ロールと炎山&ブルース、熱斗から打ち明けられたまもるがこの事を知ることになる(彩斗の姿と名前はネビュラグレイとの決戦に居合わせた面々も目撃)。 基本的に熱斗のナビとして接しているが、熱斗が無茶をしたり弱音を吐いたりしたときは、兄・彩斗として宥めたり一喝したりする事もある。 弟とは違い、彩斗として接している時も一人称は「ボク」である。 作品初期に限るが、熱斗以上に悪ノリする場面もあり、「ロックマンとしての人格」と「兄である彩斗としての人格」がどれほど違ったものであるかはファンによって意見が分かれるものであろう。 「6」で再燃してしまったが… ただ、初代の時点ではまだロックマンに「サイトバッチ」が組み込まれる前であったため、そのあたりの誤差で「彩斗の人格の無い、普通の一ネットナビであるロックマン」だったのかもしれない。 その正体の関係上、彼はある意味全作品に登場しているわけだが、ロックマンとしてではない彩斗本人のグラフィックが登場するのは「5」の最終局面だけである。 なおヘルメットを外すと、熱斗そっくりの顔であることが分かる。(一卵性双生児なので当たり前だが) しかし、メット時は黒髪で外した際は茶髪、瞳の色は常に緑である為、素顔というより彩斗の顔を再現しているともとれる。 なお、ロールはロックマンにゾッコンだが、『彩斗として』の場合は好意は未知数。 ロックマン誕生の経緯は倫理的に物議を醸し得る、あるいはキャラクター設定の幅を狭めるためか、各種メディアミックスにおいて彩斗に触れられることは無い。 鷹岬版においてサイトスタイル覚醒時にロックマンと熱斗の脳裏に「SAITO」という名前を浮かべているが、後に「サイト」という呼称が広く使われているような描写がある為同作においても扱いは不明瞭となっている。 と思われていたが後に作者本人がTwitterにて「お互いは知らないがロックマン=光彩斗という設定自体は存在している」と発言している。
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【チップ名】 エナジーボム 【読み方】 えなじーぼむ 【該当チップ】 エナジーボム、メガエナジーボム 【アイコン】 【種類】 スタンダード 【系統】 無属性 【入手方法】 ミステリーデータなど 【派生チップ】 なし 【PA】 ハイパーバースト(4.5) 【登場作品】 「4」~ 【英語名】 エナジーボム:EnergBom(EnergyBomb)メガエナジーボム:MegEnBom(MegaEnergyBomb) 【詳細】 三マス前に3回爆発を起こすボムを投げつけるスタンダードチップ。 「4」でよく見られた「単発の威力は低いが連続ヒットする」タイプのチップで、フルヒットすればかなりの威力となる。 メガエナジーボムは爆発回数はそのままで、単発威力が上がっている。 ベースがミニボムなので、序盤のウイルスぐらいにしか安定して当てられない。 チップに描かれているのは「エナジーボムと爆風」。 本家ロックマンの外伝である「ロックマンワールド4」で初登場した「バラードクラッカー」という特殊武器にデザインが似ている。 データライブラリNo. 作品 前のチップ ← No. → 次のチップ 「4」 No.044 ミニボム ← 045 エナジーボム 046 メガエナジーボム → No.047 ホウガン 「5」 No.034 ミニボム ← 035 エナジーボム 036 メガエナジーボム → No.037 クラックボム 「6」 No.059 ビッグボム ← 060 エナジーボム 061 メガエナジーボム → No.062 フラッシュボム 「4.5」 No.044 ミニボム ← 045 エナジーボム 046 メガエナジーボム → No.047 ホウガン
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中島 暁子 【なかしま ときこ】 2003 ロックマンエグゼ4 GBA カプコン オブジェクト なかしま ときこ 佐藤和隆, 中山郁夫, 中島暁子 2004 ロックマンエグゼ ファントム オブ ネットワーク iアプリ/EZアプリ カプコン キャラクターデザイン 中島 暁子 石原雄二, 中島暁子 ロックマンエグゼ5 GBA カプコン キャラクターデザイン なかしま ときこ 石原雄二, 中島暁子|加治勇人 ロックマンエグゼ5DS ツインリーダーズ NDS カプコン スペシャルサンクス なかしま ときこ 2005 ロックマンエグゼ6 GBA カプコン キャラクターデザイン なかしま ときこ 石原雄二, 中島暁子|加治勇人 2006 ロックマンエグゼ レジェンド オブ ネットワーク iアプリ/EZアプリ カプコン キャラクターデザイン 中島 暁子 石原雄二, 佐藤和隆, 中島暁子 流星のロックマン NDS カプコン キャラクターデザイン なかしま ときこ 石原雄二, 中島暁子 2007 流星のロックマン2 NDS カプコン キャラクターデザイン なかしま ときこ 石原雄二, 中島暁子 2008 流星のロックマン3 NDS カプコン キャラクターデザイン なかしま ときこ 上田啓司, 中島暁子, 石原雄二 2009 ロックマン エグゼ オペレート シューティングスター NDS カプコン オブジェクト なかしま ときこ 石原雄二, 中山郁夫, 藤井紀秀, 上田啓司, 中島暁子 2011 ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3 PSVita/PS3/X360 カプコン Illustrator TOKIKO NAKASHIMA 喜綿重程, 中島暁子, Hiroko Koike, 木下晃城, 吉川達哉 ロックマンDASH3 (3DS / CAPCOM ----) キャラクターデザイン 参考 u-capcom:『ロックマン エグゼ6』一番, 笑ったシーンは? CAPCOM:DASH開発室|制作レポート CAPCOM:カプコン ゲームズ - カプコン伝説 第九回 パラレルなロックマンエグゼの世界! 【特集】『ロックマン エグゼ』15周年特別スタッフ対談!プリズムコンボ発覚から完結の理由まで | インサイド
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【システム名】 ボディパック 【読み方】 ぼでぃぱっく 【分類】 プログラムパーツ 【登場作品】 『4』、『5』、『6』 【詳細】 ナビカスタマイザーに組み込むプログラムパーツの一つ。 組み込むことで「スーパーアーマー」、「アンダーシャツ」、「エアシューズ」、「フロートシューズ」の4種類の効果を得る。 複数のプログラムの効果を併せ持つための大きめとなり、バスターパックと組み合わせるのは難しい。 バスターパックと組み合わせれば、基礎性能がかなり強力なロックマンが誕生するのだが。
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【TOP】【←prev】【SUPER Famicom】【next→】 ROCKMAN 7 宿命の対決 ! タイトル ROCKMAN 7 宿命の対決 ! ロックマン7 機種 スーパーファミコン 型番 SHVC-A7RJ ジャンル アクション 発売元 カプコン 発売日 1995-3-24 価格 9800円(税別) ロックマン 関連 Console Game FC ROCKMAN ROCKMAN 2 Dr.ワイリーの謎 ROCKMAN 3 Dr.ワイリーの最期 !? ROCKMAN 4 新たなる野望 !! ROCKMAN 5 ブルースの罠 !? ワイリー ライトのROCK BOARD ザッツ☆パラダイス ROCKMAN 6 史上最大の戦い !! MD ROCKMAN MEGA WORLD SFC ROCKMAN'S SOCCER ROCKMAN 7 宿命の対決 ! ロックマン フォルテ SS ROCKMAN 8 メタルヒーローズ SUPER ADVENTURE ROCKMAN PS ROCKMAN 8 メタルヒーローズ ROCKMAN バトル チェイス SUPER ADVENTURE ROCKMAN ロックマン ロックマン 2 Dr.ワイリーの謎 ロックマン 3 Dr.ワイリーの最期 !? ロックマン 4 新たなる野望 !! ロックマン 5 ブルースの罠 !? ロックマン 6 史上最大の戦い !! ROCKMAN COLLECTION スペシャルボックス Handheld Game GB ROCKMAN WORLD ROCKMAN WORLD 2 ROCKMAN WORLD 3 ROCKMAN WORLD 4 ROCKMAN WORLD 5 WS ロックマン フォルテ 未来からの挑戦者 GBA ロックマン フォルテ 駿河屋で購入 スーパーファミコン
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【システム名】 パルストランスミッションシステム 【読み方】 ぱるすとらんすみっしょんしすてむ 【分類】 用語 【登場作品】 『3』 【詳細】 人間の脳波をデータ化し電脳世界に送り込むシステム。 脳波が一種の電気信号であることを利用し、人間の頭部に脳波とやり取りする機器を装着することで、その精神データを電脳世界に作り出す。 人間を電脳世界に送り込む行為を「パルスイン」と呼び、パルスインした人間の精神データは電脳世界において、現実世界における肉体を精密に再現した姿で現れる。 この状態では互いにデータ同士のためネットナビと融合することでフルシンクロを容易に行うことができ、これによりその能力は数倍に跳ね上がる。 しかし、このシステムには大きなリスクもあり、一度パルスインすると通常のプラグアウトにあたる行為ができず、パルスインした場所に徒歩で向かう必要がある。 更に、電脳世界に送りこまれた人間の精神データは現実世界の肉体と常に連動するため、電脳世界で精神データやフルシンクロしたナビが受けたダメージは現実世界の人間にも反映され、特にデリートされるとそのダメージは計り知れないものになる。 生きた人間を直接 電脳世界に送り込めるこのシステムは、かつての科学省で開発されたものだったが、あまりに危険であるため開発中止になった。 だが、当時の科学省にいたDr.ワイリーがこのシステムを一から作り上げ、無人戦車による防衛を任せた構成員達にパルスインさせ、自身もサーバー上でプロトと接触するためにパルスイン。 一方でコサックはフォルテを説得するため、光熱斗は最終決戦のためパルスインした。 上記の通りパルスインには重大なリスクが伴い、実際に熱斗以外に作中でパルスインした者は電脳上で負傷し、現実で昏睡状態に陥っている。 コサックはフォルテのアースブレイカーを食らい(作中ではフレイムマンを木っ端みじんに消し飛ばし、ゲーム上も無強化だと即死する威力)病院送りに。 WWW幹部達はフルシンクロした持ちナビごとデリート、ワイリーはプロトに捕食された上、彼らはすぐ治療を受けたコサックと異なり、崩壊したプロトのジャンクデータから精神データを回収されるまでに最大4ヵ月(*1)かかっている。 (「4か月」が本編から4か月経ったEDでの後語りの時期という意味なのか、本当の意味でWWW団員の精神データが発見された時なのかは曖昧で不明瞭であるが、少なくともデモンズ海域及びプロトにオフィシャルが捜査/調査に入るまで放置されていたのは間違いなく、それまで肉体の方は昏睡したまま入院し続けていたと思われる) しかし、いずれも辛うじて一命を取り留めており、死に至った事例は見られない。特にワイリーと火野ケンイチの二名は後の様子を見る限り、目立った後遺症もない模様。 ただし、光正は、プロトの電脳世界に入っている間に肉体が死亡してしまったらしい。 なお、(後発・後付け、なんならこじつけといえばそれまでであるが)後々のシリーズでパルストランスミッションシステムの危険性がより明確になる出来事が発生している。 エグゼシリーズの200年後が舞台となる流星のロックマン(3)で、生身の人間が敵の手でデータ(電波)化され、さらにバラバラにされてしまうという衝撃的な事件が発生。この際「データとしてバラバラにされた人間を完全な形で復元・再構築するのは、奇跡でも起きていなければ極めて難しい」事がヨイリー博士(*2)によって語られている(ちなみにこの時バラバラにされてしまったのは『OSS』にも登場した彼女で、この時は数々の『奇跡』が起きて無事完全に復元する事ができた)。 あちらは人間の脳波どころか肉体・服装に至るまで全てデータとして断片化されてしまったという決定的違いこそあれど、熱斗が『6』のEDで「人間はプログラムじゃない(から感情を切ったり捨てたりできない)」と語ったように、人間は復元の過程で欠落・破損してしまった部分を新しいデータで補えばいいプログラムとは違うのだ。 結果、人間の脳波をデータ化した存在であり、作中では(現実のネット社会で言うアバターやスキンなどではなく)本人そのものという扱いを受けている精神データも、本来はデリート等でデータが破損・欠損してしまえばよほどの事がない限り二度と完全な形で復元できない可能性が極めて高い…という事になってしまう。 これを踏まえれば、ワイリーやヒノケンが無事でいられたのは奇跡としか言いようがないだろう。 データが破損した結果人格が変わってしまうのか等の色々恐ろしい憶測も成り立つが…これ以上は考えないでおこう。 見方を変えてみれば、ワイリーはパルストランスミッションシステムを再び作り上げる際に、開発中止になった所以たる「電脳世界で精神データがデリートされると現実世界の人間も死亡する」というリスクを「計り知れないダメージを追うが、死亡することはない」レベルに留めることができる仕様への改良(*3)にも成功していたのかもしれない。 (それを考慮すると、『5』クリア当時は単なる妄想だとされた祐一朗のココロネットワークとワイリーの件をリーガルへ語ったことも説得力があるかもしれない。) 鷹岬版の漫画ではドリームウイルス戦の直後にサイコ・トランスミッションシステムの名で類似のシステムが登場し、インターネット上に漂うロックマンのデータを回収するために光熱斗が使用した。精神データがデリートされたら現実の人間は死亡すると説明されており、パルスインよりもリスクが高く設定されていた。 人間を電脳世界に送りこむという意味ではゲーム版よりも先行して登場した形(*4)だが、一方で物語が『3』の時間軸になった頃にはパルス・トランスミッションシステムも登場しており、それぞれ異なる技術であるようだ(名人がパルスインしてロックマンの前に現れた際、熱斗は「サイコ・トランスミッションか!?」と名人に問い、名人は「似たような物を使ったのさ」と答えている。また以降はパルスインのみが登場し、サイコ・トランスミッションは使われていない)。
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【チップ】 ギガントフック 【読み方】 ぎがんとふっく 【アイコン】 【種類】 ギガクラス 【属性】 ブレイク系統 【入手方法】 ロードオブカオスを倒す、メール添付 【派生チップ】 メテオナックル 【PA】 なし 【登場作品】 『5 チームオブブルース』『6 電脳獣グレイガ』 【英語名】 BigHook 【詳細】 使用すると暗転し、一発の威力が240の巨大な2つの拳が出現して横2マス分敵エリアを上下交互に薙ぎ払う。 どこで発動しようと拳は同じ場所を攻撃する。 攻撃範囲は以下の簡易図を参考。 1発目 ⬜⬜⬜⬛⬛⬜ ⬜⬜⬜⬛⬛⬜ ⬜⬜⬜⬛⬛⬜ ⬛:攻撃範囲 2発目 ⬜⬜⬜⬜⬛⬛ ⬜⬜⬜⬜⬛⬛ ⬜⬜⬜⬜⬛⬛ 拳の軌道が重なる部分では2ヒットするのでダメージが2倍。 『5』では善状態限定。 ブレイク系統を持ち、ガードしている相手にも構わずダメージを与えることが可能。 だが、『5』でも『6』でも手に入るバージョンで同じ480ダメージをより広い範囲で狙えるフォルテが手に入るため、こちらが採用されることは少ない。 ブレイク性能があることや、単発威力200超えのためドリームオーラを破れるという、あちらにはない利点もありはするが……。 チップに描かれているのは「ロックマンに迫る巨大な拳」。 元ネタとなったのは『4』のラスボスであるデューオの使用技「ジャイアントフック」。 名称が変わったのはチップ名の字数制限によるものだろうか。 『5』ではブルース版の、『6』ではグレイガ版限定のチップ。 『6』ではグレイブヤードに初めて入った瞬間に送付されてくる謎のメッセージ(メール)と共に入手する。 差出人は不明だが、送り主はおそらくデューオと判断できる。 アニメ版 『BEAST』第4話「鬼火を呼ぶ霧笛」でのみ、ロックマンが使用。 攻撃対象はゾアノフレイムマンだったが、ローソクの炎が緑色で完全無敵状態だったためにダメージを与えることはできなかった。 放った2つの拳は当然ながら前作『Stream』の最重要キャラ・デューオのものだった。 データライブラリNo. 作品 前のチップ ← No. → 次のチップ 『5』 ギガNo.01 デルタレイエッジ ← ギガ02 → ギガNo.03 フォルテ 『6』 ギガNo.01 フォルテ ← ギガ02 → ギガNo.03 デルタレイエッジ 【関連項目】 フレイムフック系 - 炎属性版と言えるプログラムアドバンス
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少なくとも彼が自分の中で自覚している名前と、この狭い世界の中に存在する者達によって呼称される名称とには若干の違いがある。 自覚する名前を呼ばれなくなってからどれくらいの月日が経ったのか。それを数えるのを酷く面倒に思う。 けれど今まさに自分自身がしている”意味のない”行動と同じように、彼は一生懸命にそれを思い出してみた。そうだ、もう一年になる―― 「トリッガーよ」 トリッガー。ロックマン・トリッガー。そう呼ばれるのは懐かしい。けれどまだメモリが馴染みきっていないのか、それとももう自分という存在が決してロックマン・トリッガーに戻ることは出来ないのか。 微かな違和感に晒されるロック・ヴォルナット――それが彼の自覚する名前だ――は、手に持っていたトレイを片付けながら返事をした。 「何ですか、セラさん?」 振り返ると褐色の肌の少女が腕組みをして立っていた。緑色のツインテールがなんとも印象強い。 彼女の名前はマザー・セラ。ロック・ヴォルナット達が今こうして暮らしているヘブンの元守護者だ。 今は分け合ってもう一人のマザーであるユーナの端末を利用している。そのせいで初めは何度も呼び間違えそうになったものだ。 「私の疑問に答えよ。よいな?」 「は、はぁ」 この一年でロックは人の印象とは外見のタイプよりも寧ろ性格に依存するものだと学んだ。 その理由の一つは、本来陽気な表情を浮かべることの多いユーナの端末を使うセラが、相変わらずの取っつきにくさのプレッシャーを放っている事実であること。 「そなたは何故この地においてもそのような行いをするのだ?ここはヘブン。一切の苦しみなどない世界だというのに」 「ええっと、それは・・」 どう上手く説明したものかと面食らうロックの言葉に被せるように、もう一つの理由となる者が口を挟んできた。 この一年嫌というほど聞いた声だ。何しろこの広い世界の中で、真面なコミュニケーションが出来る存在は目の前にいるセラと彼女しかいない。聞き飽きるのも無理はない話だろう。 「甘いわよ、セラちゃん。それにそんな風に詰め寄ったら、答えられるものも答えられないじゃない。ね、トリッガー?あー・・ロック君の方がいいんだっけ?」 ショートの金髪を揺らす妙齢の女性の名はユーナ。少なくとも、ロックとセラは今現在の彼女をそう呼称している。 彼女の本当の名前はマチルダ・キャスケット。今はとある事情からマザー・ユーナがその肉体を借り受けているため、事実上彼女がユーナということになり、 そのユーナの元の肉体を使用しているのがもう一人のマザーであるセラ。事情を知らぬ者が聞けばややこしい話であるが、とにかく口を挟んできたのはユーナその人だった。 「いえ、お好きな方で呼んでもらって結構ですんで」 「お主の云うことは理解出来ん。トリッガー、そなたの行動もだ。このヘブンの地で、何故に食事などという生命活動に関わる行動をしなければならぬのだ?」 「ふー、全く。やっと最近笑うようになったと思ったら、そんなこともわからないままだったの?」 「わからぬから尋ねている」 予想通りのセラの反応に、ユーナは大袈裟に片手を上げた。やれやれなんて口で云っているけれど、その表情はどこか楽しげで、同時に何かを懐かしむような、ほんの少しの陰りがあった。 一体いつから持っていたのだろう。もしかしたらずっと片手に持っていたのに、ロックが気付かないだけだったのかもしれない。 さっきロックが下げたばかりのものと同じトレイを片付けるユーナは、一つロックに目配せをしながら続けた。 「確かにあなたの云うとおり、このヘブンにおいて食事っていう行動はしなくていいものかもしれない。それこそ食べなくても、眠らなくても、いつでも、いつまでも望む快楽を追求することが出来る世界だわ。 でもねセラ。マスターが望んだものは何だったか覚えてる?ヘブンのような満たされた世界じゃない。不完全な世界だからこそ、そこで燃える命が美しく見えるのよ」 「それとヘブンでの食事にどのような関係が」 「後はロック君の口から説明してもらいましょうね。さ、ロック君」 「えっ、僕がですか?」 抗議をするがユーナは取り合わない。そんなことはここ暫くの時間で散々思い知ったことだった。 マスターの意思を継ぐのはあなただからよ。そんな風に云われると、これ以上抗議することも出来ない。 「その・・確かに食べる必要はないし、眠る必要はないのかもしれません。でもそんなことを続けていたら、きっと僕は自分が生きてるってことを忘れてしまいそうだから。 ヘブンにいても地球に暮らす人々と同じ時間を歩んでるんだってことを実感したいから・・です」 ヘブンでの食事は正直な話、地球でのそれと比べると何となく物足りない。空腹にならないことが決め手なのかもしれないが、 元々ヘブンにおける食事とは嗜好品の一種でしかなく、生き残ったシステムが用意してくれる食事もバリエーションが少なく、味もお世辞にも地球のそれより上回っているとは云えなかった。 それでもロックが毎日食事をし、睡眠を取り、地球での生活と同じようにこの一年を過ごしてきたのは、もちろんマスターの意思を継ぎ、それに同調したということもあるだろう。 しかしそれ以上にロックの根底に根ざしているのは、地球に待つ人々を思う気持ちだった。あの星に住む皆と同じ時間に食事をして、同じ時間に眠り、同じ時間に起きたら、 遠く離れていても一緒に生活をしているような、そんな気分になれる。 「生きることの実感・・か」 「そうだ。良かったらセラちゃんも一度食べてみたらいいじゃない。お腹が空かないのがちょっと残念だけど、案外はまるかもよ?」 「・・少し考えてみることにしよう」 ぽんぽんと肩を叩いてくるユーナに、セラは苦笑混じりにそう答えてお茶を濁す。最近セラはこうしてよく笑う。 そのほとんどがユーナに対する苦笑だとか、呆れを含んだ笑みばかりだけれど、ロックの・・特にトリッガーとしての記憶に残る彼女と比較すると驚く程の変化だ。 結局セラはしつこくまとわりついてくるユーナを鬱陶しげに払うと、すたすたとどこかへ行ってしまった。 セラはいつもあんな感じだ。どこで何をしているのかロックには皆目見当も付かないが、彼女はいつでも忙しそうにしている。古き神々・・という奴だろうか。 「あらあら。ごめんねー、ロック君。セラちゃんも悪気はないんだけど」 「いえ。セラさんの云うこともわかりますから」 「本当、トリッガーにしろロック君にしろ、相手を立てるのが上手いんだから。それじゃま、私はまだ調べることとかあるから、また夕食の席でね」 「はい。また後で」 云いたいことだけを云いきって、ユーナは去っていく。外見上はロックよりもずっと年上の女性なのに、中身がユーナなせいでまるで同年代と話しているみたいだ。 それでいてしっかりと肉体的には大人の女性なものだから、ふとした瞬間にドキリともさせられるのも困りものだ。 無論それに気が付いているユーナがロックをからかう為に仕掛けてくることなのだが、生憎マチルダ・キャスケットの肉体が相手ではガッツポーズを決めるだけの余裕もない。 「まぁ、退屈しないことは救いだと思うけど」 そう独りごちるロックは居住区の一室から出ると、七色のゲートを通って中央に位置する島へと渡った。 かつてロックマン・トリッガーとしての自分が頻繁に出入りしていた場所。そして最後の人類であるマスターが永いときを過ごした場所。 この一年間、ロックが毎日のように足を運んでいる場所だった。 ――人類再生プログラム。かつて存在していた人類が、いつの日か地球の環境が回復した際、復活する為に用意されたシステムの名称だ。 現在地球に住む人々――今は『デコイ』と呼ばれている――は旧人類が自らの眠る間、地球に住まわせておく為に創り出した人工の存在だ。 その存在理由は地球環境の浄化状況を逐一確認する為のものなのか、それとも自らが眠る一瞬でさえ、地球の王たる存在が人間でなければならないという旧人類の傲慢さ故のものだったのか。 それはロック・ヴォルナットにはわからない。トリッガーならその詳細な意味を知っていたのかもしれない。それでもトリッガーとしての記憶を取り戻しきってはいないロックには、未だもってあずかり知らぬものだった。 ヘブンに残された最後の人類・マスターと呼ばれる者がデコイ達に興味を持ち始めたのはいつの頃からだっただろう。やはりその始まりの瞬間を思い出すことは出来ない。 けれどマスターがデコイ達の姿を楽しそうに見詰める時、トリッガーとしての自分は常に傍にいたことは覚えている。懐かしむような、それでいて羨むような。楽しげで、しかし悲しげな瞳をしていたことも覚えている。 一体どれくらいの時間をそうして過ごしただろう。本当に必要な記憶だけをバックアックしていた為か、トリッガーとして思い出すことの出来る記憶はマスターと共に過ごした時間が殆どだ。 とにかく長い時間だったように思う。恐らく、ロックとして行きた時間と同じかそれ以上の時を、マスターと共にデコイ達を見て過ごした。 人が悩む時間としては長すぎたくらいだっただろう。けれど今考えれば、マスターはデコイ達を観察し始めたその時から決心していたように思う。 マスターの願いを聞き届け、トリッガーとしてのロックは彼を連れて地上へと降りた。ヘブンを離れては生きてはいけない身体だと知っていたのに、下界へと降りたマスターの顔は満足げだった。 システムを破壊して欲しいと頼まれたのはその時の事だ。旧人類の傲慢さ、愚かしさ。完全無欠とまでいわれたヘブンでは決して手に入れることの出来ない、デコイ達にとっての当たり前の幸せ。 マスターにはそれがとても眩しいもののように思えたのだろう。結局トリッガーとしてのロックはシステムの破壊を阻止する為に立ちはだかったセラとの闘いで瀕死の重傷を負い、 積み重ねられた記憶と引き替えに肉体のリセットを行い、ロック・ヴォルナットとして生きることになったのだが。 赤ん坊にまで戻されたトリッガーはデコイに拾われ、デコイとして育てられた。 そしてつい二年ちょっと前まで、自分はロック・ヴォルナットでしかないと何の疑問も持たずに育ってきた。カトルオックス島でロックマン・ジュノと名乗る者と出逢うまでは。 しかし、とロックは思う。トリッガーとしての記憶、ロックとしての記憶を統合した今だからこそ理解することが出来る。マスターの考えが。マスターが何故システムの破壊を願ったのか。 もちろんトリッガーとしてもマスターの考えは理解しているつもりだった。しかし、今思えば実感していたかと云われれば嘘になる。マスターがそう云うから、マスターがそう願うから。そんな気持ちが心の奥底にあったのだ。 ロックとしての自分は違う。一年前の闘いでセラが人類再生プログラムを始動させようとした時。ユーナによって記憶の再構成を行われた時。ロックの気持ちは最初から決まっていた。 マスターの願いだから。かつての自分がその為に動いていたから。それもあるだろう。しかしそれ以上にロックとしての自分は確固たる思いでセラと対峙した。デコイ達を滅亡させるなんて、間違っている。 いやもしかしたらデコイそのものの為でも、旧人類に対する諦めでもなかったのかもしれない。ただ単にロックは大切な人々を失いたくなかっただけだった。 赤ん坊のロックを拾い、育ててくれた人。子供の頃からずっと一緒に育った子。何度も何度も小競り合いを繰り返している内に、腐れ縁のようになってしまった空族と、その家族。旅の中で出逢った人々。 全世界の人々の為なんて、そんな大規模なことを考えられるだけの力は単なるディグアウターに過ぎないロック・ヴォルナットにはなかったのかもしれない。 けれど身近な世界の為だからこそ、ロックは闘うことが出来たのだ。トリッガーとしては勝つことが出来なかった、マザー・セラを相手に。 最もその闘いが原因で地球へ帰る術を失ったロックは、セラとユーナと三人でヘブンに残る羽目になってしまったのだが。 「さて、と」 手慣れた手つきでロックはかつてマスターが使用していたシステムを起動した。一年前に通った時は壊れていて動かなかったものだが、半年かけてようやく修理して使えるようにしたのだ。 完全無欠と呼ばれるヘブンでの生活は、はっきりいって退屈だ。もちろんユーナと接していれば退屈な時間などないのだが、それにも限界がある。 毎日食事をしたり、睡眠を取ったり、ディグアウターとしての勘を失わない為の運動も続けているが、退屈なものは退屈だ。 そんなロックがこの半年間、唯一趣味と呼べるようになったものがこれだった。マスターの使っていた部屋に残されたシステムを使い、地球を観察することだ。 上手く操作すれば地球を遠目に見るだけでなく、地表のズームも、人間一人一人の表情がわかるくらいまで接近することが出来るのもわかってはいるのだが、 残念ながら操作方法がわからない。トリッガーとしての記憶にも操作方法は残されていないから、きっとマスターが個人的に構築したシステムなのだろう。 瑠璃色の地球は美しかった。セラに云わせれば毎日代わり映えのない惑星を見詰め続けて何が楽しいのかわからない、ということだが、ロックには充分過ぎるほどの退屈しのぎだ。 始めは確かに代わり映えしないように思えた地球だが、最近ではちょっとした変化にも気が付くようになってきている。今日はあの島は曇りだな、とか、あの大陸はかつて冒険したあの場所だ、とか。 そこに息づく人々と同じ時を過ごしているみたいで、何だか嬉しくなってくるのだ。それがたまらなく楽しくて、ロックは毎日地球を見ている。 ――本当はあの星から飛び出して、こっちに向かってくるものが見える日が来るのを待ち望んでいるのだけれど。 「はぁ・・・」 それを意識するとなんだか溜息が出てくる。折角心の隅に追いやっていたものが戻ってきてしまった。最近は一週間に一度くらいの頻度でこういうことになる。 とはいえ発散する方法もないので、努めて普通の生活をする他に道はない。そうしている間に、このとっかかりがまた心の隅に移動するのを待つのだ。 今日とて同じことだ。ただひたすら時間が過ぎるのを待って、心が軽くなるのを待つしかない。今日とて同じことだ。 しかし、今日はこの半年間一度も経験したことのない事柄が起きた。突然鼓膜を震わせた警告音に、思わず身体がビクンと跳ねる。 次々に鳴り響くアラーム。さっきまで地球が映し出されていたスクリーンを埋め尽くす異常報告の文字列。口々に状況を報告する電子音声が、頭の中をぐちゃぐちゃと掻き回す。 「何だ・・!?」 予想だにしなかった事態にロックは思わず声を上げた。だがトリッガーとしての記憶がそうさせるのか、身体は勝手にキーボードを叩いて状況把握に勤しんでいた。 一年前の闘いで様々な場所にシステムの不備が発生してしまっているせいで細かな状況まではわからない。そのくせ警告音や情報に不備のあるメッセージばかりが表出するので最悪だ。 とにかく一等粛正官の権限を行使してそれらを黙らせたロックは、それらの警告が指し示す場所を特定することに成功した。 「シャトルベイに問題?くそっ、出動するリーバードの数がとんでもないことに・・!」 問題解決の為に差し向けられたリーバードの数はとんでもない数値を示していた。システムの不備が原因なのか、それとも発生しか問題が原因なのか。 とにかくこのままでは大変なことになる。ディフェンスエリアのリーバードが総出動するような状況になれば、最悪はこの居住区にまでリーバードが溢れかえってしまう。 「ユーナさんは相変わらずマザー認定されないし、セラさんは本調子じゃない。ここからの操作は受け付けないし・・。やっぱり直接行って原因を取り除くしかないか」 どちらにせよここからシャトルベイの詳細な状況が確認出来ない以上、直接出向く他はない。 すぐに決意したロックはマスタールームを飛び出した。ゲートを幾つか超え、いつも使っている居住区の一室に飛び込むようにして入る。 そしてずっとしまったままにしていたアーマーを身に着けた。ゆうに一年ぶりのアーマーだが、身に着けた瞬間にブランクなどすぐに忘れた。 シャトルベイに向かう。本当なら居住区から直通でシャトルベイに移動するエレベータがあるが、生憎とディフレクターをシステムの復旧の足しにしたので今は動かない。 やはりディフェンスエリアを抜けるしか方法はないだろう。ロックは気を引き締め、バスターの奥でギュッと拳を握り締めた。 「Mission Start!」 鳴らない通信機の代わりに、ロックは初めてその言葉を口にした。 後編へ
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ビヨンダードの荒野。 光熱斗が迫り来る獣化ウイルスの大群から逃げる中で阻まれてしまうも、前述の出来事は夢であった。 ベッドから転げ落ちる形で起きた熱斗。 熱斗「夢か…もうビヨンダードじゃないんだっけ…」 その名はゼロ 熱斗は朝食を食べながら母・春から話していた。 熱斗「で、俺を助けてくれたのはバレルさんなんだ」 はるか「強いのそのバレルさんっていう人?」 熱斗「強いよなんのってグレイガ軍のウイルスをちぎって何だり はるか「それからそれから?」 熱斗「ごめん、メンテナンス中のロックマンを科学省に迎えに行かなくちゃ…」 はるか「えーっ!もっと聞きたいなビヨンダードのお話」 熱斗「ごちそうさま。また今度ね。いってきます」 はるか「車に気をつけるんですよ 熱斗「はーい 熱斗は自宅を出発して科学省へと向かう。 I.P.C(伊集院PETカンパニー)。 伊集院炎山が書類を書く仕事をしていた中、秘書がコーヒーが入ったカップをテーブルの上に置く。 秘書「またここにお泊まりだったんですか?」 火山「留守にしていた案件が山積みになっていたものだから、つい…」 秘書「あまりご無理をなさないでくださいね」 秘書がカーテンの窓を開けて、火山はコーヒーを飲む。 火山「帰ってきたんだな… 秘書「え? 火山「うまいコーヒーだ 科学省。 数多くの戦いで負傷したロックマンのメンテナンスが行われていた。 祐一朗「データの損傷も広かったんだがトリルとの最後の合体でロックマンに獣化の能力が残留していたんだ」 メイル「獣化の能力が?」 ディンゴ「また獣化して突然暴れだしたりしちゃうのか? 祐一朗「その危険性はなかったがロックマンの負担を考えて獣化の能力はこの2枚のチップに移植した。ほら 光祐一朗は熱斗に2枚の獣化チップを渡す。 熱斗「このチップがあれば好きな時にロックマンを獣化できるんだね。すごいや」 祐一朗「ゾアノロイドや獣化ウイルスが全滅した今ロックマンが再び獣化して戦う必要がないことを願うかね」 名人「熱斗くん。君のPETだ。獣化チップに対応するよ改良を加えておいたよ」 熱斗「ありがとう名人さん」 名人「さんはいらないよ」 名人がそう言った後、コンピューターの大きな音が鳴る。 熱斗「ロックマン!」 ロックマン「熱斗くん」 祐一朗「よし、ロックマン、もうPETに戻っても構わないぞ」 ロックマン「はい、パパ」 ロックマンはそう言った後、熱斗のPETに入る。 熱斗「気分はどうだロックマン? ロックマン「快調だよ体が軽くなった見たい」 熱斗「良かったなロックマン ディンゴ「ところだよ博士またビヨンダードの入り口が」 メイル「そう、ホッスアンピエンスが口を開ける心配はないんですか?」 祐一郎「大丈夫だよビヨンダードの獣化因子が完全に消滅したことで今は安定したはずだ」 ディンゴ「ビヨンダードにも平和が戻ったし、万々歳だな」 ロックマン「でも、ちょっと寂しいな…」 熱斗「ロックマン…」 シャーロ。 スノーモービルに乗っていたライカは犬・モロゾフと共にどこかへ向かう途中で休憩として一旦停車する。 ライカ「よせよ!モロゾフ。よせったら…」 柴犬がライカにじゃれついている中でPETから通信音が鳴る。 ライカ「はいこちらライカ」 PETで無線を聞いた後、ライカはスノーモービルでとある工場へと向かう。 ライカ「ネットセイバーです」 警備員「ご苦労様です」 ライカ「で?奇妙な植物というのは? 建物内から異様な見た目の植物が出ていた。。 警備員「あれですよあれ。おかげで工場の電圧は低下するし…」 工場内でも同様の植物で各所で覆われており。 ライカ「確かに…普通の植物ではなさそうだな」 ライカがそう言った後、PETにいたサーチマンが立体映像として出てくる。 サーチマン「ライカ様。植物の正体は実体化した電子データです」 ライカ「電子データだと!?」 サーチマン「はい、電脳世界の産物です」 サーチマンがそう言った後、獣化ウイルスが現れて人を襲う。 ライカ「獣化ウイルス!。ディメンショナルエリアを要請します!。シンクロチップ、スロットイン!」 クロスフュージョンしたライカは獣化ウイルスに向けて攻撃する。 ライカ「スコープガン!」 科学省。 研究員「光博士!シャーロでディメンショナルジェネレーターが起動されました!」 ライカは獣化ウイルスと戦う。 ライカ「サテライトレイン!」 サーチマン「ライカ様後方です!」 ライカ「サーチマン。他にウイルスは?」 サーチマン「今が最後の一体です…」 サーチマンがそう報告した後、電脳植物は消える。 ライカ「植物が消滅する…」 科学省ではスクリーンを通じてシャーロにいたライカと連絡を取り合う。 祐一朗「ウイルスだって!?」 ライカ「しかも現実空間で実体化していました。幸い被害が拡大する前に始末できましたが…」 名人「獣化ウイルスの原因である獣化因子はあの時完全に消滅したはずでは?」 ディンゴ「生き残ったやつがまたいたのかな?」 メイル「そんな…」 ライカ「獣化ウイルスとは別に奇妙な植物を目撃しました 熱斗「奇妙な植物?」 ライカ「工場に出現し電圧低下を招きました。映像送ります」 ライカは現場内の映像を熱斗らに見せる。 名人「こっ…これは」 ライカ「サーチマンの分析では実体化した電子データだということですが獣化ウイルスとともに消滅しました」 秋原町周辺で電脳植物が現れる。 Maha壱番で大山デカオがカレーを作っていた。 デカオ「ディンゴが戻るまでに仕込みを済ませとかなくちゃ…」 デカオがコンロの火をつけようとするものの火がつかない中、バーナーから謎の植物が出てくる。 日暮屋。 氷川透が最新のバトルステーションの筐体を見ていた。 透「これだね日暮さん?今度入荷したバトルステーション」 闇太郎「そうでます。チップはもちろん最新の音楽もPETにダウンロードできる優れものでますよ」 透「試してみるよ」 透はバトルステーションを試遊しようすると、不具合があったのか画面が消える。 透「あれ?消えちゃったよ?故障かな?」 闇太郎「故障だなんて、そんなはずは…」 闇太郎がそう言った後、日暮屋の店内から電脳植物が出てくる。 闇太郎「何でますかこれは!?」 電脳植物が秋原町で溢れてる中で熱斗は急行する。 熱斗「あれは!?ライカが言っていた電脳植物だ!」 ロックマン「見て!ネット君!」 ロックマンがそう言うと獣化ウイルスが出現する。 一方でどこかに行ったらその人物がその様子を見て嘲笑っていた。 祐一朗「ディメンショナルエリア展開!」 熱斗がいた周辺にディメンショナルエリアが展開する。 熱斗「シンクロチップスロットイン!」 熱斗、ロックマン「「クロスフュージョン」」 熱斗「バトルチップ!ワイドブレード!」 熱斗はクロスフュージョン後、ワイドブレードで獣化ウイルスを次々と倒していく。 熱斗「これじゃあ今朝見たら夢と同じだよ…」 名人「アメロッパでも中華ウイルスです!電気、ガスなど電脳植物が原因と思われるエネルギーの低下も発生しています!」 祐一朗(意識的な破壊工作か…) 熱斗(CFロックマン)は獣化ウイルスと戦い続けていた。 熱斗「くそっ!きりがないぜ!それならこれでどうだ!バトルチップ!プリズム!バトルチップ!メガキャノン!」 熱斗(CFロックマン)はメガキャノンを空中に投げつけたプリズムに命中させた対地拡散の攻撃でウイルスを一掃する。 熱斗「どんなもんだい!」 ロックマン「危ない熱斗くん!」 熱斗「今のは…?」 攻撃を受けた熱斗(CFロックマン)の目の前にはネットナビ(ゼロ)のような存在が現れる。 熱斗「ゾアノロイド…違う…ネットナビ...?。バトルチップ!マシンガン!」 熱斗(CFロックマン)はマシンガンでゼロを攻撃するものの、瞬間移動で回避される。 熱斗「何!?」 ゼロは斬撃攻撃を熱斗(CFロックマン)に向けて放つ。 祐一朗「熱斗!」 ゼロが熱斗(CFロックマン)を再び攻撃しようとする中で火山(CFブルース)が駆けつける。 熱斗「火山!」 火山(CFブルース)がゼロと戦う中、ゼロのオペレーターと思われる人物が命令する。 ?「引け!ゼロ!」 謎の人物の命令でゼロは撤退する。 火山「消えた…」 火山がそう言った後、町を覆っていた電脳植物は消滅する。 熱斗「油断したよ火山…」 火山「大丈夫か?」 熱斗「ああ…けどいったいやつは何者なんだ?」 (続く)